光の高速点滅に不思議な効果があることは、昔から知られていました。

紀元125年に、アプレイウスは、光の点滅によって癲癇のタイプ分けを行いました。この光の点滅は、陶工のロクロを利用して生み出したようです。おそらくこれは、光過敏性発作(いわゆるポケモンショック)と、その他の癲癇とを分けるために使われたのでしょう。

紀元200年に、プトレマイオス(トレミー)は、回転する車輪によって太陽の光を遮ることによって、ストロボ光を生み出していました。これによって、色彩のパターンが目に見えるということと、多幸感が生じるということを書き記してします。
プトレマイオスといえば『アルマゲスト』の著者として非常に名高い学者です。どの著作の中で、ストロボ効果について書き記しているのか私は調べていませんが、『光学』という著作があるようなので、おそらくそこで述べられているのでしょう。

近代のフランスの心理学者、ピエール・ジャネは、光の点滅を、当時のヒステリー患者に浴びせることで、ヒステリーの症状を軽減し、リラックスさせることができることに気づいていました。この研究が、その後どうなったのか、非常に気になるところですが、まだ私は調べていません。

上記のことは、スタンフォード大学のサイト上の論文に書いてあることです。

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