聖教新聞に『フリーダム』の広告掲載を断られました
聖教新聞に『フリーダム』の広告掲載を申し込んだところ断られてしまいました。創価学会は中国と密接な関係にあるため、中国を批判する本の広告は掲載できないとのことでした。
著者の羅冠聡さんは、香港返還の際に約束された民主化を求めていただけの比較的穏健な主張の持ち主です。それでもお金を払って広告を掲載することさえ断られました。創価学会は中国でも活動を行っているため、中国共産党の機嫌を損ねるようなことはできないということでしょう。
しかし、信者を増やすために中国の独裁政権と結託する道を創価学会が選んだことは、「万人の幸福」と「世界の平和」を目指すという自らの理念を裏切るものだと指摘しなくてはなりません。香港だけでなく、ウイグル、チベット、南モンゴルなどでの人権侵害を黙認したまま、仏法を正しく伝えることなどできるはずがありません。
創価学会が支持母体となっている公明党がこれまで中国の人権侵害に対する非難決議を骨抜きにしてきたのも、中国に媚びていただけであったことが、これで再確認できました。
掲載したかったのは次のような広告です。引用している文章は感慨深いものがあると思います。「自由な祖国を見たいと願う人々とも交流してみてはどうだろうか? 中国と関わり合うこと自体が、反体制派の排除や、自分たちの側の批判のトーンを弱めたり沈黙したりすることへの暗黙的同意を意味する日々は、終わらせなくてはならない」断られてしまったことはどうにもならないので、聖教新聞以外の媒体に広告を掲載したいと思いますが、まだどの媒体にするか決めていません。